2019年1月23日(水)

中国の卸売物価、11月2.7%上昇
上昇幅は2年1カ月ぶり低水準

米中衝突
貿易摩擦
中国・台湾
2018/12/9 11:41
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【北京=原田逸策】中国国家統計局が9日発表した2018年11月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.7%上昇した。上昇幅は前月(3.3%)より0.6ポイント縮小し、16年10月以来2年1カ月ぶり低水準になった。前月比でも0.2%下落と7カ月ぶりに下落に転じた。国際的な商品相場の下落が波及したほか、販売不振の自動車なども下落した。

中国の卸売物価は上昇が大幅に鈍った(河北省の石炭積み出し港)

PPIを業種別にみると、石油・天然ガス採掘や石油加工で上昇幅が大きく鈍った。原油の国際相場の下落を映した。自動車、製紙や非鉄金属は前年比で下落した。個人消費の低迷が物価にも及び始めた可能性がある。

中国のPPIは過剰生産能力が原因で12~16年まで前年比で下落しつづけた。中国政府が16年初めから、鉄鋼や石炭を中心に生産設備を強制的に廃棄したことで16年9月に前年比で上昇に転じ、それ以降はプラスを維持している。

一部のエコノミストは「19年にPPIは再び前年比で下落に転じる」(海通証券研究所の姜超氏)とみる。PPI上昇は16年夏に始まった中国の経済回復の原動力の一つだった。下落に転じれば川上の国有企業を中心に再び製造業の経営が苦しくなりそうだ。

一方、同日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.2%上昇した。上昇幅は前月より0.3ポイント縮小した。前月比でも0.3%下落と6月以来5カ月ぶりに下落に転じた。

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