2018年12月13日(木)

米つなぎ予算成立、21日まで 「壁建設」議論先送り

トランプ政権
北米
2018/12/8 2:25
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【ワシントン=鳳山太成】トランプ米大統領は7日、21日までの歳出を可能にする「つなぎ予算」に署名し、成立した。7日が連邦予算の期限だった。与野党は「国境の壁」の建設予算について対立しているが、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去を受けて議論を先送りした。政府機関の一部閉鎖リスクを抱えながら、本予算をめぐる攻防が続く見通しだ。

米国では10月から新たな会計年度が始まってもすべての歳出法案が成立しないのは通例となっている=ロイター

上下院が6日、それぞれつなぎ予算を賛成多数で可決していた。7日までに予算が成立しなければ、政府機関の一部が閉鎖される可能性があった。

2019会計年度(18年10月~19年9月)の本予算のうち、不法移民対策にかかわる国土安全保障省などの7本の歳出法案については与野党の調整が済んでいない。国防費や教育などに関わる歳出法はすでに成立している。

トランプ米大統領は政権公約である「国境の壁」建設に50億ドル(約5600億円)の予算を野党・民主党が認めなければ、政府閉鎖も辞さない姿勢を示している。

米メディアによると、トランプ氏は11日、民主の上下院トップであるシューマー、ペロシ両院内総務と会談して予算について話し合う予定だ。19年1月の新議会で下院の過半数を握る民主は壁建設に反対しており、21日にかけて予算をめぐる攻防が再び激しくなりそうだ。

米国では10月から新たな会計年度が始まってもすべての歳出法案が成立しないのは通例となっている。17年も12月8日の期限に2週間のつなぎ予算でしのぎ、その後22日の期限でさらに1カ月延ばした。しかし18年1月19日の期限を迎えたときに与野党が歩み寄れず、4年ぶりに予算が失効して政府機関の一部が閉鎖した。

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