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軽トラ横転、カメラが見ていた ハロウィーンの渋谷

ハロウィーン前の週末、仮装した若者らで混雑した東京・渋谷のセンター街で、通りかかった軽トラックが横倒しにされた。警視庁が容疑者の男4人を逮捕するまでわずか1カ月余り。群衆の中に散った容疑者を特定する決め手となったのは、街中に設置された防犯カメラや現場にいた人々のスマートフォン(スマホ)の画像だった。

10月28日未明、東京・渋谷のセンター街で、横転させられた軽トラックの上に乗る若者=ゆうきゆう・ゆうメンタルクリニック院長提供、共同

事件は10月28日午前1時ごろ発生。人波でごった返すセンター街を通ろうとした軽トラが取り囲まれ、運転手が警察に通報しようと離れた間に横転させられた。調子に乗って倒れた軽トラによじ登り、上で跳びはねるなどした者もいた。

警視庁は、捜査1課で殺人事件などの初動捜査を担当する捜査員ら約40人を投入。すぐに現場周辺の画像収集を始めた。

センター街周辺には警視庁が設置している防犯カメラが20台あり、他に民間のビルや店舗のカメラもある。インターネット上には、現場にいた人がスマートフォン(スマホ)で撮影した画像も公開されていた。

現場の画像から容疑者の外見を特定した後は、移動方向にあるカメラの画像を次々とたどっていく「リレー方式」で足取りを追う。ICカード乗車券の履歴や聞き込みの情報とも組み合わせ、路上から駅へ、駅から自宅へ――。

「仮装で特徴のある格好をしているし、計画性がなく防犯カメラを避けようともしていない。カメラでの追跡は容易だった」と捜査幹部。事件の約2週間後には容疑者特定に至っていたという。

警視庁は暴力行為等処罰法違反(共同器物損壊)で逮捕した4人以外にも事件に関わった男11人を特定しており、同容疑で書類送検する方針だ。

逮捕された容疑者の一人は調べに対し「酒を飲んだ勢いで、ノリでやってしまった」と供述。別の容疑者は現場の映像を見せられて「はっきり覚えていないが私です」と認めたという。

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