2018年12月19日(水)

7人死亡ホームに改善命令 鹿児島県「職員確保必要」

九州・沖縄
社会
2018/12/7 20:24
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鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」で、11月中旬までの約1カ月間に入居者7人が相次いで死亡した問題で、県は7日、老人福祉法に基づき、運営法人「波之上会」に必要な人員の確保などを求める業務改善命令を出した。適切なサービスが提供されていなかったことを問題視し、改善計画書の提出を求めた。

毎年7月に県に提出される重要事項説明書では、昼間は常勤の介護職員8人を含む14人を配置するとしていたが、死亡発覚後の11月16日時点では10人だった。2人としていた夜間は施設長らが1人で対応していた。県は改善命令で、外部の訪問介護などを利用するよう要請した。

施設を巡っては、11月16日、直近の約1カ月間で高齢女性6人が死亡したとの情報を受け、県が市と共に老人福祉法に基づく立ち入り検査をした。その後、同時期に別の入居女性も死亡していたことが判明。計7人の死亡が確認され、県が介護態勢などを調べていた。

県によると、8月10日~10月20日に介護職員8人が相次ぎ辞職した。

厚生労働省によると、住宅型有料老人ホームは介護職員の配置基準に法律上の定めがないが、指針では夜間の介護や緊急時の対応などで職員を配置するよう示している。

入居者には褥瘡(床ずれ)などができ、体の向きを変えるなど必要な介護が行き届いていなかったとの指摘もあり、鹿屋市が虐待の有無について調べている。

県によると、11月16日以降、入居者14人が他施設へ移るなどして退去し、今月6日時点で20人が入居している。

〔共同〕

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