2018年12月14日(金)

神奈川県、重水素化合物の輸出規制緩和を要望

南関東・静岡
2018/12/7 22:00
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神奈川県は7日、製薬会社が新薬の実験を海外でしやすくするため、実験に使う重水素化合物の輸出規制を緩和するよう政府に要望した。重水素化合物は原子力発電にも用いられることから危険物として扱われ、海外に持ち出す際は手続きに約3カ月かかる。規制を緩和し、県内企業のスムーズな新薬開発を後押ししたい考えだ。

県政策局によると、現在医薬品の開発では海外で人体効果を試すのが一般的だという。実験で効用を正確に測るために重水素化合物を用いるが、核爆発に使用する物質のため、海外への持ち出しには経済産業相の許可が必要となる。「新薬開発の国際競争に出遅れる要因」(県政策局)だという。

県は持ち出しを規制する輸出貿易管理令の改正や、特区の企業に限って輸出を認める新たな政令の制定を求めた。県内では武田薬品工業などが海外での新薬治験を希望している。

政府や東京都など国家戦略特区の関係者らが出席する、東京圏区域会議で提案した。他にも、企業が研究用に薬物を使用しやすいよう、企業間で医療用麻薬を譲渡しやすくする規制緩和も求めた。

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