2018年12月19日(水)

博多港に新ターミナル 超大型クルーズ船に対応

九州・沖縄
2018/12/7 19:14
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福岡市は博多港のウオーターフロント(WF)地区で、超大型クルーズ船の着岸に対応した「クルーズターミナル」や、国際会議、展示会といったMICE機能を持つ大ホールを新設する。インバウンド(外国人観光客)の増加で、9月にクルーズ船を2隻同時着岸できるように岸壁を延伸したことに対応。受け入れ態勢を強化する。

施設整備には民間資本を活用するPFI方式、運営では港湾で初めてとなる運営権付与(コンセッション)方式を採用する。2021年までに公募を経て、事業者を決める。

クルーズターミナルは延べ床面積1万3千平方メートルを想定。審査ブースを倍増し、超大型クルーズ船の来港時にもスムーズに入出国審査できるようにする。民間商業施設と一体的に開発し、外国人の訪日時の客の利便性を高める。新ホールは大規模展示会や国際会議、コンサートに対応できる最大3000席規模。

博多港のクルーズ船寄港は3年連続で全国最多、WF地区のMICE施設稼働率は8割を超える。市はクルーズ船が2隻同時に着岸できるよう岸壁の延伸などを進めているものの、年間90件のイベント開催、同190件のクルーズ船寄港を「お断り」する状況だ。年間800億円ほどの機会損失が生じているとみる。

市は一帯の整備費として公共施設分で400億円を見込むが、新たな経済波及効果は2000億円あるとしている。

交通混雑対策として、博多駅とWF地区を結ぶ新交通の整備をおおむね10年でめざす方針も示す。市の検討委員会によると経済性や輸送能力の面からロープウエーが高評価を得ている。

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