ロケット見学場ネーミングライツ、IHIと締結 鹿児島県肝付町
鹿児島県肝付町は7日、ロケット打ち上げの見学施設「宮原ロケット見学場」に関するネーミングライツ協定をIHIとその全額出資子会社、IHIエアロスペース(東京・江東)と締結した。名称は「IHI スペースポート 内之浦」。期間は2019年1月から5年間で、ネーミングライツ料は年100万円となる。
肝付町は町内に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所があり、現在は小型固体燃料ロケット「イプシロン」の打ち上げなどに使用されている。イプシロンはIHIエアロスペースがJAXAとともに開発し、同社が中心となって製造している。
宮原ロケット場はロケットの射点が見える唯一の見学場で、肝付町では財源確保や施設サービスの維持・向上などを狙って命名権者を募集。2件の応募があり、IHIを優先交渉者と決定して調整を進めてきた。
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