2018年12月13日(木)

印IT大手HCL、米IBMのソフト7製品買収 2000億円
セキュリティー関連など

ネット・IT
南西ア・オセアニア
アジアBiz
2018/12/7 17:00
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【ムンバイ=早川麗】インドIT(情報技術)サービス3位のHCLテクノロジーズは7日、米IBMのソフトウエア7製品の事業を約18億ドル(約2千億円)で買収すると発表した。セキュリティー対策やマーケティング支援などのソフトが対象。これらの分野の世界の市場規模は500億ドル以上で今後も成長を見込めるという。大型買収で成長分野の需要を取り込む。

HCLはこれまでも多くのM&A(合併・買収)を手がけてきたが、今回の買収は過去最大の規模。2019年半ばまでに完了する見込みだ。買収資金の大半は内部留保で賄う。

ネットを介して動作するウェブアプリケーションの安全性を高めるソフトや、掲示板やメール・カレンダーといった社内での情報共有のためのソフト、マーケティング支援や電子商取引(EC)向けのソフトなどを買収する。HCLによると、7製品のうちの多くが業界トップ3に入る。

全製品で2万社以上が利用しており、HCLは世界の顧客を一気に獲得できる。特に米国、ドイツ、日本、英国、フランスといった先進国での収益が大きいようだ。HCLのビジャヤクマール社長兼最高経営責任者(CEO)は「(買収で)幅広い業界と地域のグローバル企業と接点がもてる」と声明で述べた。

HCLの18年4~9月期の連結業績は、売上高が前年同期比16%増の2934億ルピー、純利益が同12%増の496億ルピーと好調だ。印IT大手の中でも高成長を誇り、18年3月期に利益水準で同業のウィプロを抜いた。売り上げ規模でも18年4~9月期にウィプロを上回り、業界3位となった。

成長エンジンの一つがM&Aで、最近でも独IT企業のH&Dインターナショナルグループやデータ管理などを手がける米アクティアンを傘下に収めた。

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