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小型衛星のアクセルスペース、三井不などから25億円調達

アクセルスペースの超小型衛星「グルース初号機」

宇宙開発スタートアップのアクセルスペース(東京・中央)は7日、三井不動産やベンチャーキャピタル(VC)などから総額25億8000万円を調達したと発表した。アクセルスペースは地上観測用の超小型衛星を手掛ける。12月末にはロシアから自社開発の衛星を打ち上げ、さらに2020年には衛星2機も計画する。今回の調達資金は20年の2機の開発・製造に充てる。

アクセルスペースが、三井不動産と独立系VCのグローバル・ブレインが共同で運営するファンドなどを引受先とする第三者割当増資を実施。INCJ(旧産業革新機構)、東京大学の投資事業会社である東京大学協創プラットフォーム開発、SBIインベストメント、第一生命保険も引受先として加わった。

三井不とグローバル・ブレインは総額300億円のスタートアップ投資ファンドを運用しており、アクセルスペースが出資先の第1号になった。

アクセルスペースの小型衛星は重さ100キログラムの小型衛星で、開発費を抑えているのが特徴。地球観測用に複数機の打ち上げを想定している。1機で地球を周回するより地上を撮影する回数が多くなるため、更新頻度が高くリアルタイムに把握できる。衛星画像は今後、船舶や農作物などの監視・分析で利用が広がるとみる。

同社は東大で小型衛星を研究していた中村友哉最高経営責任者(CEO)が08年に創業した。15年にグローバル・ブレインや三井物産などから19億円を調達した。今回の調達は事業拡大期の「シリーズB」にあたり、累計調達額は44億円超となった。

アクセルスペースはこれまでウェザーニューズや東大などと観測用衛星を打ち上げ、実績をつくってきた。永山雅之最高財務責任者(CFO)は12月末にロシアから打ち上げる衛星について、「半年後くらいかけて安定稼働できるかみたうえで(画像販売)サービスを始めたい」とし、実用化に向けた一歩になると強調している。

(薬文江)

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