2018年12月17日(月)

入管法改正案、今夜にも成立 法務委員長解任案を否決

政治
2018/12/7 10:10 (2018/12/7 16:12更新)
保存
共有
印刷
その他

外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案を巡り、与野党の攻防が大詰めを迎えた。与党は7日午前の参院本会議で、立憲民主党などが提出した横山信一参院法務委員長(公明)の解任決議案を否決した。同日の法務委で改正案を採決し、今夜にも参院本会議で可決、成立させる構えだ。野党は山下貴司法相の問責決議案を提出して抵抗を続けた。

横山信一法務委員長の解任決議案審議を前に趣旨説明の時間制限動議が出され、記名投票が始まった参院本会議(7日午前)

横山信一法務委員長の解任決議案審議を前に趣旨説明の時間制限動議が出され、記名投票が始まった参院本会議(7日午前)

立憲民主、国民民主両党など野党は横山氏が6日に改正案の採決を提案したことに反発。「政府・与党の言いなりのような委員会運営に終始した」と主張し、採決を阻止するため解任決議案を提出した。

与党は10日までの今国会会期末をにらみ、7日中に参院本会議で成立させる方針だ。横山氏の委員会運営に「瑕疵(かし)はない」と訴え、7日午前の参院本会議で解任決議案を否決した。午後の参院法務委で改正案を可決し、その後の参院本会議で可決、成立させる段取りを描く。

野党は法相の問責決議案も提出した。参院本会議での採決は7日夜に遅れる見通しだ。

入管法改正案は来年4月から一定の技能を持った外国人労働者の受け入れを拡大するため、新たな在留資格を設ける内容が柱だ。一定の技能と日本語力があれば得られる「特定技能1号」、熟練した技能が必要で在留資格の更新と家族を帯同できる「特定技能2号」を新たに設ける。

野党は特定技能1号へ移行する人が多い外国人技能実習制度で、低賃金や残業代の不払いが多いと問題視する。6日の参院法務委では、立民が技能実習生が自殺や事故に巻き込まれて死亡した例があると追及。技能実習制度の問題点を改善しないまま新制度を導入することは認められないとして廃案を求めている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報