2018年12月19日(水)

ニセ電話詐欺、12月は被害増の傾向 福岡県警が警戒

九州・沖縄
社会
2018/12/7 9:15
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福岡県警はニセ電話詐欺の過去4年間の被害状況を月別に分析し、12月が「被害最多月」だと明らかにした。具体的な原因は不明だが、被害額は年間平均を大きく上回るという。県警は金融機関などとも連携し、警戒を呼びかけている。

「お宅の通帳が犯罪に使われている。キャッシュカードは持っていますか」。高齢女性にかかってきた警察官を名乗る電話。不審に思った女性は警察に通報したが、県内ではこうした不安をあおる手口の詐欺が急増しているという。

県警は2014~17年に起きたニセ電話詐欺の状況を月別に分析。全体平均は1カ月当たり認知件数で約35件、被害額で約9千万円だったが、12月に限ってみると、被害額は約1億6千万円と突出していた。

特に医療費などの還付を受けられると偽ってATMなどを操作させる「還付金詐欺」について、県警の犯罪予防研究アドバイザーを務める筑波大の雨宮護准教授は「年末の12月や年度末の3月に増える傾向がある」と指摘する。

「電話でお金の話が出たら全て詐欺だと疑ってください」。県警は11月末、県内の老人クラブの会合でニセ電話詐欺への注意を呼びかけた。県警は「警戒感を強める取り組みは徐々に浸透しつつある」としつつ、年の瀬の金融機関やコンビニへの巡回をさらに強化する方針だ。

県警の担当者は「犯人側にとっても現金が必要な時期なのかもしれない。12月はより一層警戒してほしい」と呼びかけている。

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