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ファーウェイ副会長、違法金融取引か HSBC口座で

(更新)

【ワシントン=鳳山太成】中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を米国の要請に応じてカナダ当局が逮捕した事件で、ロイター通信は6日、孟氏は違法な金融取引の疑いで捜査されていると報じた。イランとの金融取引を禁じた米国の制裁を回避するための仕組みづくりに関わった疑いがあるという。

同通信によると、米当局は少なくとも2016年からファーウェイがイランとの違法取引に関わっていないか捜査してきた。英金融大手HSBCを通して、違法取引を手掛けたとみている。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)はHSBCで資金洗浄や制裁違反を監視する外部の担当者がファーウェイの口座に疑いのある取引を見つけ、米捜査当局に報告したと報じた。HSBCは情報提供で協力しており、今回の捜査対象には含まれていないという。

カナダ司法省によると、孟氏はバンクーバーで1日に逮捕された。米国当局から身柄引き渡しを求められている。7日に保釈聴聞会を開く予定だ。中国政府は孟氏の即時釈放を求めている。

ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日、米ラジオ番組のインタビューで、孟氏の1日の逮捕について「事前に知っていた。米司法省から聞いた」と明らかにした。ボルトン氏は1日の米中首脳会談に出席しており、トランプ米政権が同時点で孟氏の逮捕を把握していたことになる。ボルトン氏は「大統領にいちいちすべてを報告するわけではない」と述べ、トランプ氏が会談時に情報を得ていたかは言及を避けた。

ボルトン氏は「今回の逮捕と関係なく、ファーウェイは我々の懸念材料だった。米企業の知的財産権を盗み、技術移転を強要する中国企業のやり方を何年も懸念してきた」とも語り、ハイテク分野で中国への強硬姿勢を改めてにじませた。

カナダのトルドー首相は6日、孟氏の逮捕について、カナダ政府は「数日前に通知された」と記者団に明らかにした。「政治的な関与や介入はなく、当局が適切な決断をした」と強調、中国政府とは今回の事件について接触していないという。

ファーウェイは中国最大の民営企業で、習近平(シー・ジンピン)指導部が進めるハイテク産業育成策「中国製造2025」で重要な役割を占める。米政権が米国企業との取引を規制する制裁を科せば、同社の経営には大きな打撃となる。

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