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中国・京東集団、三菱ケミと戦略提携 植物工場を拡大

【北京=多部田俊輔】中国インターネット通販大手の京東集団(JDドットコム)は6日、三菱ケミカルから納入した植物工場を稼働したと発表した。両社は同日、中国の農産物の「安心・安全」のニーズの把握や工場への先端技術の導入などを柱とする戦略提携も結んだ。まず中国国内で植物工場を10カ所程度まで拡大する計画だ。

北京市東部の通州区で、三菱ケミカルが納入した植物工場を稼働した。投資額は約4億円。工場の広さは中国最大級の約1万1千平方メートルで、年産能力は約300トン。レタスなど5~6種類の野菜を生産し、近く京東の通販サイトで本格販売を始めるという。

北京市の中間層で子供を育てる家庭が求める安全・安心にこだわった。人工光による育苗後に温度や湿度などを制御した工場で太陽光を使い、無農薬で育成する。水処理施設の設置で水質も向上させた。5週間で出荷できるという。

京東の食品事業などを統括する王笑松高級副総裁は「ネット販売や物流の経験を活用して農業企業と連携し、家庭に安全と安心を届けていく」と強調した。京東は今後、中国の消費者ニーズをいち早く把握して三菱ケミカルと共有。三菱ケミカルが先端技術を投入し、工場をレベルアップする。今後は提携する農業企業に三菱ケミカルの植物工場導入を促し、10カ所程度まで広げたい考えだ。

三菱ケミカルは中国で植物工場を18カ所納入済み。上海地区では納入先が日系コンビニに野菜を供給している。佐々木等常務執行役員は「中国で毎年10カ所納入したい」と語る。三菱ケミカルは2020年に同社の中国事業の売上高を2倍に増やす計画だ。

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