三菱重工 H3ロケットが打ち上げ初受注 英インマルサットから

2018/12/6 18:30
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三菱重工業は6日、次期基幹ロケット「H3」で民間企業として初となる打ち上げを英衛星通信サービス大手のインマルサットから受注したと発表した。2022年以降に種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げる予定。H3は20年度に初号機の試験打ち上げを計画し、開発が佳境を迎えている。世界大手からの受注で今後の営業活動に弾みをつける。

H3は国の基幹ロケットとして、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工が総額約1900億円の予算を投じて開発している。全長約63メートルで4~6.5トンの衛星を打ち上げられる。3タイプのロケットを用意し、最小タイプの価格は、現行の基幹ロケット「H2A」に比べて約半額の約50億円を目指す。

インマルサットは衛星通信サービスの世界大手で、世界最大級の衛星ネットワークを構え、様々な周波数帯でサービスを展開する。三菱重工との打ち上げ輸送サービスの契約はH2Aに続き、2件目となる。受注額は明らかにしていない。

三菱重工の打ち上げ輸送サービスは、05年以来41回連続で打ち上げに成功し、成功率は97.9%に達する。H3は信頼性の高さを継承しつつ、コスト競争力も備える。インマルサットからもこれらの点を総合的に評価され受注を獲得した。海外からの商業衛星の受注数は累計6件になる。

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