2018年12月11日(火)

免疫抑制剤の血中濃度を測る試薬 島津製作所が販売

ヘルスケア
関西
2018/12/6 17:31
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島津製作所は6日、微細な分析で使う試薬の販売を始めると発表した。臓器移植などの際に免疫機能を抑え込む薬物がどの程度血液のなかに含まれているかを確認する場合に使い、精度の高い分析が可能になる。同社は2017年にフランスの会社を買収し、試薬事業に参入した。今回の製品は仏社の技術を使って開発した。試薬などの消耗品を強化し、主力の装置の販売にもつなげる。

島津製作所が販売する試薬

販売を始めるのは免疫抑制剤用の分析試薬。臓器や幹細胞などの移植の際、異物などを排除する免疫の機能を抑え込むために薬剤を投与する必要があるが、量が多すぎると感染症などが発生する可能性もある。試薬は免疫抑制剤の血中濃度が適切かを確認するために使い、同社の分析装置と組み合わせることで高精度で簡易に分析できるようになる。

島津製作所は17年に仏アルザキム社を買収。買収額や設備投資など含めて、21年度までに2700万ユーロ(約33億円)を投じる計画だ。試薬などの消耗品を販売することで分析機器の販売増につなげたい考えだ。

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