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高エネ研、クライオ電子顕微鏡を公開 たんぱく質解析

高エネルギー加速器研究機構は5日、たんぱく質などの3次元構造を原子レベルで解析する「クライオ電子顕微鏡」を報道陣に公開した。極低温で試料を観察できるため、たんぱく質のような壊れやすい生体高分子に適している。たんぱく質の3次元構造の解明は生物学や医学、創薬の発展に欠かせないという。

高エネルギー加速器研究機構は「クライオ電子顕微鏡」を報道陣に公開した(5日、茨城県つくば市)

同機構は2018年春にクライオ電子顕微鏡を導入した。たんぱく質を溶かした液体を凍らせ、顕微鏡で撮影すると2次元の投影図が得られる。たんぱく質は氷の中で色々な方向を向いており、これらを解析すると立体構造が得られるしくみ。

クライオ電子顕微鏡を巡っては、17年に開発に関わった研究者がノーベル化学賞を受賞した。米国や中国で大規模に導入されている一方、1台数億円規模と高額なため、日本では東京大学や大阪大学などわずか5台にとどまる。機構では大学や企業との共同利用を進めるほか、国内の他の顕微鏡とつないで効率的な解析を目指すとしている。

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