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「ラップ口座」が過去最高 9月末、8兆円超に

投資家が金融機関に運用を任せる「ラップ口座」が拡大している。日本投資顧問業協会が5日に公表した9月末時点の契約残高は8兆7469億円と、6月末より6%増えて過去最高になった。件数は初めて80万件を超えた。運用成績が好調だったほか、資産配分を自動で提案する「ロボットアドバイザー(ロボアド)」の拡大も寄与した。

ラップ口座の契約残高が最も大きかったのは野村証券で、5%増の2兆8438億円。次いで大和証券が6%増の2兆1627億円、SMBC日興証券が5%増の1兆9317億円と続く。野村は契約者が目的に応じて最大8口座まで保有できるサービスが好調なほか、大和や日興は運用資産を生前贈与できる仕組みを導入して相続需要を取り込んだ。

もっとも伸びが大きかったのがロボアド大手のウェルスナビで、残高は24%増の1073億円に拡大した。契約者がいくつかの質問に答えるだけでコンピュータープログラムが最適な運用を指南する手軽さが武器となり、IT(情報技術)に抵抗感の低い若年層の資金を集めた。

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