破綻の「フリーテル」創業者、自動翻訳機で再起目指す

2018/12/5 16:35
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「フリーテル」ブランドで格安スマートフォン(スマホ)事業を展開し、2017年末に経営破綻した会社の創業者、増田薫氏が5日、新たに立ち上げた会社で自動翻訳機を発売すると発表した。海外旅行などでの利用を見込み、19年末までに十数万台の販売を目指す。今後はスマホの製造にも乗りだし、再起を狙うという。

新しい自動翻訳機を発表し、再起を狙う増田氏(右)(5日、東京都中央区)

増田氏が今年7月に立ち上げたデジタル機器メーカー、TAKUMI JAPAN(タクミジャパン、東京・港)が7日に自動翻訳機を売り出す。手に収まる小型サイズで、機器に向かって話すと内容を外国語に翻訳できる。文字を読み取る機能も備えた。

翻訳機の名称は「KAZUNA eTalk5」(カズナイートークファイブ)。Wi-Fiのほか、携帯電話で使うSIMカードを別途購入して挿せば通信もできる。音声翻訳はオンラインで72言語、オフラインでも8言語に対応している。ヨドバシカメラやビックカメラなど家電量販店で取り扱い、価格は税別2万4880円。

増田氏は格安スマホ「フリーテル」を手がけたプラスワン・マーケティングの創業者。同社は一時、格安スマホの契約者数で国内6位まで浮上したが、業績は振るわず17年11月に通信サービス事業を楽天に売却。同年12月には東京地裁に民事再生法の適用を申請した。

増田氏は5日開いた記者会見で「自己破産もしてボロボロの状態だったが、日本メーカーとして良い製品をつくる気持ちは捨てずに持ってきた」と語った。

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