しまむら、技能実習生の人権侵害ないよう取引先に通知へ

カジュアル衣料品大手のしまむらは5日までに、全ての取引先企業に対して、技能実習生への人権侵害がないよう求める通知を12月末までに出すことを決めた。しまむらが衣料品を仕入れている取引先が業務を発注している下請け会社で、外国人技能実習生が違法に働かされていたことが判明したため。取引先に法令順守を促すことで、企業の社会的責任に対する姿勢を打ち出す狙い。
しまむらは11月中旬、中小メーカーの労働組合が多く加盟するものづくり産業労働組合(JAM)から、取引先の下請け企業キングスタイル(岐阜市)で働いていたミャンマー人技能実習生5人が違法に働かされたり、人権侵害を受けていたりしたとの報告を受けた。
事実関係を確認できたため、しまむらは全ての取引先企業に通知を出すことにしたという。通知の具体的な内容については現在検討中としている。
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