サッカーの試合を5GとARで再現 フジテレビら実証実験
フジテレビジョンは2018年12月4日、NTTドコモと共同で、第5世代移動通信方式(5G)の実証実験を行うと発表した。「DOCOMO Open House 2018」(18年12月6~7日開催)において、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の協力を得て開発した「ジオスタ 2018JリーグYBCルヴァンカップFINAL」の一般公開を実施する。

「ジオスタ 2018JリーグYBCルヴァンカップFINAL」は、10月27日に行われた湘南ベルマーレと横浜F・マリノスの試合をAR(拡張現実)を使用しテーブル上にて再現するデモコンテンツである。ユーザーは試合とリアルタイムに連動するARによる新しいサッカー観戦を体験できるという。
会場の埼玉スタジアム2002に設置した複数のカメラ映像から選手やボールの位置情報を解析して取得した位置情報とユーザー視聴端末の6DoF(前後、左右、上下の動きの自由度)情報を元に、サーバー上で試合の様子をCG化し、ARによる観戦を実現する。5Gの高速・大容量・低遅延により、コンピューティングの大部分をクラウドサーバーに割り振ることが可能となり、端末依存の低いリアルタイムAR観戦を実現するとしている。
(日経 xTECH/日経ニューメディア 長谷川博)
[日経 xTECH 2018年12月4日掲載]