徳島県の飯泉知事が5選出馬表明

2018/12/5 12:35
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徳島県の飯泉嘉門知事(58)は5日の県議会で、2019年5月の任期満了に伴う知事選に5選を目指して立候補すると表明した。南海トラフ巨大地震など大規模災害への備え、東京一極集中の是正に向けた地域創生を県政の重点課題として掲げ「初めて知事選に当選した時の気概を持ってチャレンジャーとして戦い抜く」と決意を語った。

5選出馬を県議会で表明した徳島県の飯泉知事(5日、徳島市)

樫本孝(自民)県議の質問に答えた。同知事選への出馬表明は現時点で飯泉氏が初めて。無所属で立候補するとみられる。知事選は19年4月の予定。

飯泉氏は4期16年の実績を強調した上で、5期目の目標について「一歩先の未来に向かう羅針盤に徳島がなる」と強調。また、「中央省庁は東京にあるものという常識を徳島から変えていく」と、消費者庁の全面移転への意欲も示した。

4年後は60歳代前半。健康や年齢面での問題はなく、飯泉氏自身は多選による弊害についての言及はしなかった。樫本県議も「5期目が長すぎるという声もないわけではないが、県政に空白を生じさせることはあってはならない」などと援護する発言をした。

飯泉氏は地上デジタル放送導入を機に、県内に構築された全国屈指の「光ブロードバンド環境」を売りに、「情報通信関連産業」や地方創生の代表例となった「サテライトオフィス」の誘致を推進。徳島に発光ダイオード(LED)関連企業を集積させる「LEDバレイ構想」のほか、エシカル(倫理的)消費を啓発する新しい消費者行政にも取り組んできた。

前回の知事選(15年)は自民党県連や県議会自民、公明など与党系会派が飯泉氏を推薦し、共産新人候補に大差をつけて当選。手堅い行政手腕への評価から、今回も自民や公明など県議の多くが支持する方向のほか、徳島商工会議所など経済団体を中心に100を上回る団体が出馬要請するなど、支持基盤は厚い。

飯泉氏は大阪府池田市出身。東京大法学部卒業後、1984年に自治省(現総務省)入省。2001年に徳島県商工労働部長に就任し、03年5月の知事選で初当選した。

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