2019年5月26日(日)

南アフリカ、プラス成長に転換 7~9月2.2%増

2018/12/4 21:13
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【イスタンブール=佐野彰洋】南アフリカ政府統計局は4日、2018年7~9月期の実質国内総生産(GDP)が前期比年率2.2%増だったと発表した。2四半期連続マイナスの景気後退局面から脱し、プラス成長に転換した。ロイター通信によると、事前の市場予想の中心は1.6%増だった。製造業を中心に幅広い産業で経済活動が活発化した。予想を上回る統計結果を受け、通貨ランドの対ドル相場は上昇した。

10月24日に南アフリカの中期的な予算編成方針を発表したムボウェニ財務相(ケープタウン)=ロイター

今回の発表で4~6月期の成長率を0.7%減から0.4%減に修正した。1~3月期は2.6%減だった。英キャピタル・エコノミクスによると、7~9月期は、産業別では製造業が7.5%増と回復し、成長をけん引した。1~3月期、4~6月期ともに3割前後の大幅マイナスだった農業も6.5%増を記録した。一方、鉱業は8.8%減。金やプラチナの価格低迷が打撃となっている。

汚職問題で辞任した前任者に代わり、経済再建を訴えて2月に就任したラマポーザ大統領にとって今回の統計結果は朗報だが、先行きは予断を許さない。

債務返済に苦しむ国営電力は設備の故障や発電に使う石炭の不足などから計画停電を実施しており、工場の操業など経済活動に支障を来しているためだ。農業部門の信頼感指数は09年以来、最低の水準に沈む。

南ア財務省は10月、天候不順による干ばつや鉱業部門の低迷を受け、18年の成長率見通しを従来の1.5%から0.7%に引き下げていた。

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