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「米中摩擦、長期化を懸念」 株価座談会
アセットマネジメントOneの武内氏とクレディ・スイス証券の松本氏

2018/12/5 5:30
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日本経済研究センターは4日、アセットマネジメントOneの武内邦信シニアフェローとクレディ・スイス証券の松本聡一郎CIOジャパンを招き、「世界経済と日本株 2019年の相場展望」をテーマにした株価座談会を開いた。両氏は米中関係の今後の見通しについて「貿易摩擦は長期化する」との見方で一致した。日経平均株価については両氏ともに、19年は2万4000円を上値のめどに戻りを試すとの見通しを示した。(司会は日本経済新聞社編集局証券部長 田中直巳)

アセットマネジメントOneの武内邦信氏(左)とクレディ・スイス証券の松本聡一郎氏(4日、東京・大手町)

アセットマネジメントOneの武内邦信氏(左)とクレディ・スイス証券の松本聡一郎氏(4日、東京・大手町)

――来年の米国と中国の景気をどう見通しますか。

武内氏「米国の19年の国内総生産(GDP)の成長率は2.4%と予想する。貿易摩擦や緩やかな金融引き締めの影響でやや減速するだろう。企業の設備投資は堅調で、仮に景気後退に陥るとしても20年の秋以降とみている。中国は6%前半の着地を予想する。鉄鋼業などのゾンビ企業の淘汰は先延ばしにされるだろう」

松本氏「米国のGDP成長率は2.7%とみている。今年に比べて成長スピードは減速するが、景気後退を議論するのは早い。中国は6.2%程度を予想する。貿易摩擦の影響が1%弱出る見通しだが、一部企業向けの融資を促すほか、通貨の緩やかな切り下げで影響を半分に抑えるだろう」

――米連邦準備理事会(FRB)の利上げは何回あると予想していますか。

武内氏「3回を予想する。来年末までは経済の成長率が潜在成長率を上回るので、引き締めを継続するとみている。ただし、新興国の過剰債務の問題などのショックがあればスキップする可能性はある」

松本氏「1~2回の利上げを予想する。ただ、潜在成長率を上回って経済が成長しているほか、人手不足もあってインフレ圧力が高まる可能性もある」

――米国のGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)株の見通しは?

アセットマネジメントOneの武内邦信氏

アセットマネジメントOneの武内邦信氏

武内氏「GAFAやIT(情報技術)株は16年以降、米国株をけん引してきた。ただ米金利上昇で(成長期待が高い銘柄を買う)モメンタム相場から(割安株を買う)バリュー相場に移行しつつあることを考慮すると、今後も株価を引っ張るとは考えにくい。電子商取引(EC)などGAFAに代わる銘柄の出現に期待している」

松本氏「GAFAに限らずテクノロジー関連株は長期投資の価値が高い。19年以降も(次世代通信規格の)5Gや人工知能(AI)への期待が高く、GAFAかは別として、関連株が株価上昇をけん引していくことに変わりはないだろう。ただ、規制リスクに備えた分散投資は必要だ」

――皇太子さまの天皇即位でマーケットが来年4~5月にかけて10連休となります。日本株への影響は。

武内氏「10連休中も海外の市場は開いているため連休後のインパクトは大きく、ボラティリティー(変動率)は高まるに違いない。日本企業も決算発表を後ろ倒しにするだろう」

松本氏「日本企業の通期決算の発表時期と重なることもあり、海外投資家は事前にポジションを取りにくいとみている」

――来年の日経平均株価の先行きは。どんな銘柄に注目しますか。

武内氏「日経平均の19年の高値は2万3500~2万4000円と予想する。年初は弱含むだろうが、春先にかけて米国の実体経済の強さを意識するかたちで戻りを試す展開になるだろう。秋口にかけては、20年の米国の景気後退を織り込んで下落する可能性がある」

「いままで注目されてこなかった情報ソフト関連に加え、キャッシュレス、(あらゆるモノがネットにつながる)IoT関連などの銘柄を引き続き注目している。半導体製造関連は今後も厳しいことに変わりはないが、株価はどこかで底を打つと期待したい。村田製作所太陽誘電が取り組んでいるMLCC(積層セラミックコンデンサー)も電気自動車(EV)化に伴い、需要が伸びていくのではないか。日銀がゼロ金利の解除を視野に入れれば、金融株の反発も期待できる」

クレディ・スイス証券の松本聡一郎氏

クレディ・スイス証券の松本聡一郎氏

松本氏「日経平均の上値は2万4000円がメドだ。外需の動向次第で、その水準を挟んだ値動きを予想する。景気回復は後半戦に入ったとみており、そのサイクルのなかで世界的に注目される銘柄は、大型株や景気敏感株だろう。IT、テクノロジーのほか、高齢化問題が進むなか、ヘルスケア関連のサービスも需要が伸びるとみている。ただ、資産形成を考える際は、日本株のみならず外国株にも分散して投資することが重要だ」

――来年の「びっくり予想」やリスクシナリオをあえて挙げるなら。

武内氏「中国の習近平(シー・ジンピン)政権が失脚し、米中貿易摩擦が緩和すること。英国が再び国民投票を実施し、欧州連合(EU)に戻れば、これもびっくり予想だろう」

松本氏「米国のインフレ率が予想以上のスピードで上昇することと、財政難を抱えるイタリアがEUを離脱することだ」

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