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なぜ今? ウッズとミケルソンのマッチプレー
ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

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2018/12/6 6:30
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なぜ、今なのか?

唐突だった。マッチプレーの賞金は900万ドル(約10億1700万円)。しかも総取り。札束でほおを張るがごとく、男子ゴルフツアーで通算80勝のタイガー・ウッズと43勝のフィル・ミケルソン(ともに米国)を引っ張り出した。2人とも今季、2013年以来5年ぶりに勝利を挙げたのだから、話題性十分と。名付けて「ザ・マッチ」。

ようやく22ホール目で決着も…

ところが、結論からいえば、まったくの期待外れ。15年前ならまだしも……。

そのセンスのない企画は、米ラスベガスのシャドー・クリークGCというぜいを尽くしたスーパープライベートコースで行われたが、はなから感覚がずれているとしか映らなかった。

それでいて、テレビで見ようとしたファンからは19.9ドルの視聴料を取ろうとしたのだから、たちが悪い。しかし、一部で技術的な問題が発生し、中継が見られないという事態に。結果的に無料で番組が開放され、お金を払った人には返金を迫られた。往々にしてありがちな結末である。

それでも試合が面白ければファンも納得する。得てして、企画の失敗は選手が救うのである。しかし……。

一応、テレビをつけた。これも仕事である。だがまるでダスティン・ホフマンとウォーレン・ベイティの二大俳優が出演しながら、残念なくらい面白くなかった「イシュタール」という駄作を見せられているかのよう。

見たことがない? 映画の方? ザ・マッチ? どちらもネットで探すまでもない。労力と時間の無駄だ。

両方を見た人には何がいいたいのかわかるだろうが、決着が22ホール目までもつれ込んだとはいえ、そこまでドラマチックだったわけではない。やっと、凡戦にけりがついたといったところ。試合の映像が、ゴルフの殿堂に送られることもないだろう。

象徴的だったのが1番。ミケルソンは自分がバーディーを取ることに10万ドルを賭けた。それにウッズが本当に取ったら倍の20万ドルを払ってやると挑発。取れなければ俺に20万ドルを払えと。結局、盛り上げるだけ盛り上げて、ミケルソンはバーディーを取れず。2番はミケルソンがものにしたが、ウッズが1メートルもないパーパットを外すという、信じられないミスでリードが転がり込んだ。

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