2018年12月19日(水)
時価総額(普通株式ベース)
  • 東証1部 5,894,181億円
  • 東証2部 76,648億円
  • ジャスダック 87,386億円
東証1部全銘柄の指標
連結前期基準予想
純資産倍率 1.15倍 --
株価収益率13.06倍13.17倍
株式益回り7.65%7.59%
配当利回り1.90% 1.99%
株式市場データ

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 20,987.92 -127.53
日経平均先物(円)
大取,19/03月 ※
20,920 -150

[PR]

マーケットニュース

フォローする

サウジの考えとOPEC(大機小機)

トランプ政権
OPEC
2018/12/4 17:00
保存
共有
印刷
その他

米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は11月上旬、石油輸出国機構(OPEC)がなくなると石油市場にどんな影響が出るか、サウジアラビアの政府系の研究所が研究していると報じた。刺激的な報道は、マーケットの話題になった。

ただし、アブドラ国王石油研究調査センターというその研究所は「サウジ政府の指示によって研究しているわけではない」。所長を務める米エネルギー省の元高官、アダム・シミンスキー氏は、そう語っている。

サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相も「政策当局者の間で、OPEC解体の議論などない」と断言した。このため、OPEC消滅論は下火になっていたが、カタールが12月3日に脱退を発表し、OPECの行方に再び市場の関心が集まっている。

カタールの最近の産油量は日量約60万バレル。OPEC全体の1.8%程度にすぎず、数量面で市場への直接的な影響は大きくない。とはいえ、カタールの脱退によって、世界の原油生産に占めるOPECのシェアはさらに小さくなる。OPECにとって、非加盟の巨大産油国ロシアとの連携が一段と重要になるわけだ。

OPECの盟主サウジはロシアとの連携を強め、2017年に始めた協調減産で効果をあげた「OPECプラス」と呼ばれる枠組みに軸足を移しつつある。

過去2カ月の間に原油価格は急落したが、サウジは自国だけが減産するつもりはないし、OPECによる減産でも市場へのインパクトが弱いと考える。サウジは19年も「OPECプラス」による協調減産を実現したいとロシアに働きかけ、プーチン・ロシア大統領は1日のムハンマド・サウジ皇太子との会談で、これに基本的に同意した。

カタールがOPEC脱退を発表した直後の海外市場で、原油価格は反発した。米国と中国の貿易戦争の「一時休戦」などに加えて、サウジとロシアの合意が買い材料になった。

6~7日に開くOPEC総会とOPECプラスの会合では、何月の実績を基準に、どのくらい原油生産を減らすのか、具体論が焦点になる。OPEC内では、サウジがロシアとの協議で道筋を決めることへの不満がくすぶる。それでも、ロシアとの連携を重視し、その定着をめざすサウジの動きは続く。(花山裏)

マーケットニュースをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム