2018年12月12日(水)

技能実習生「最賃割れ67%」 野党が「聴取票」集計

政治
2018/12/3 23:00
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衆参両院の法務委員会の野党理事は3日、法務省が失踪した外国人技能実習生から個別に月給などの事情を聞き取った「聴取票」約2890人分の書き写しが終わったと発表した。集計によると、全体の67%に当たる1939人で最低賃金を下回る低賃金で働いていた。月80時間超の時間外労働を記録した実習生が1割に上ったという。

野党が書き写した外国人技能実習生の聴取票

法務省が国会に報告した集計結果では、失踪の理由について「低賃金」「低賃金(契約賃金以下)」「低賃金(最低賃金以下)」を合わせて67%だった。このうち「低賃金(最低賃金以下)」は全体の0.8%(22人)となっていた。参院法務委の野党筆頭理事を務める有田芳生氏(立憲民主党)は「法務省の言っていたことが虚構だと明らかになった」と批判した。

技能実習生の調査結果をめぐってはミスがみつかり、法務省が訂正した経緯がある。集計のもとになる聴取票を衆参の法務委理事らに開示していた。プライバシーに配慮する必要があるとしてコピーは禁じた。立民や国民民主党などの野党議員が1週間以上かけて書き写していた。

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