インドに「楽天技術研究所」、人材獲得に期待

楽天は3日、11月30日付でインド南部のバンガロールに新規領域の開発を専門とする「楽天技術研究所」を新設したと発表した。米国やシンガポールなどに続き6カ所目で、研究所に所属する人員は合計で150人に増える。インド国内の大学で採用活動を進めるなど、優秀な人材の獲得を積極的に進める構えだ。
研究所では画像認識技術の活用や物流向けロボットの研究を進める。インターネット通販や医療に画像認識を応用する技術や、AI(人工知能)を金融分野に活用して不正を検知する技術などで知見を結集する。
同社は2014年にも既存サービス向けの技術を開発する拠点をバンガロールに設けていた。バンガロールは「インドのシリコンバレー」と言われるIT産業の集積地で「優秀な技術者が集まっており、今回の研究所の開設を決めた」(楽天)としている。
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