宅配便の再配達抑制へ実験 日本郵便やパナソニック

2018/12/3 15:33
保存
共有
印刷
その他

宅配便を受け取る手段を増やし再配達を減らそうとする取り組みが3日、都内で相次いで始まった。年末の歳暮やクリスマスなどに伴い荷物の量が増える宅配繁忙期にデータを集め、再配達の削減効果や利用者側のメリットを検証する。

玄関先に取り付けた置き配用バッグに荷物を入れる

日本郵便は荷物を受取人が指定した場所に届けて配達完了とする「置き配」のモニター実験を東京都杉並区で始めた。週1回以上のネット通販利用者が対象となる。物流系ITベンチャーのYper(イーパー、東京・渋谷)が開発した置き配向けのバッグ「OKIPPA(オキッパ)」を千世帯に配布し、1カ月間でどれだけ再配達を減らせるかデータ収集する。

特に検証対象とするのは受け取りニーズが高い玄関先だ。受取人宅の玄関ドアノブや郵便受けにくくり付けたオキッパに配達員が荷物を入れて南京錠で鍵をかける。

2019年3月に始める置き配サービスでは物置や車庫、メーターボックスなど5カ所を指定できる。だが玄関先は防犯上のリスクから外されていた。実験の結果を踏まえて今後、指定場所に加えるかどうか検討する。

パナソニックは小学生以下の子どもがいる東京都世田谷区の50世帯の自宅に宅配ボックスを設置した。子どもの寝かしつけや家事で在宅時でも宅配便を受け取れない家庭が多いためで、宅配ボックスの設置に伴う消費者側のメリットを調べる。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]