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服部勇、「35キロの壁」破る 福岡国際マラソン優勝

2018/12/2 18:56
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福岡国際マラソンは2日、平和台陸上競技場発着の42.195キロで行われ、服部勇馬(トヨタ自動車)が2時間7分27秒で優勝した。日本勢の優勝は2004年の尾方剛以来14年ぶり。

◇  ◇

アフリカ勢2人と並んで35キロをトップ通過した服部勇には、マラソン4度目にして初めて感じる余裕があった。直後の給水。ボトルを取って戻るわずかな間に自分が前に出ていた。「もう行ってもいいかな。リズムを変えて勝負してみよう」

2時間7分27秒で初優勝し、タイムを指さす服部勇馬(2日、平和台陸上競技場)=共同

2時間7分27秒で初優勝し、タイムを指さす服部勇馬(2日、平和台陸上競技場)=共同

力みの全くないフォームでピッチを上げる。35キロまで5キロ毎のラップタイムは15分台だったのに、最もきついはずの35~40キロの5キロを14分40秒で走りきった。一気に後続を引き離し、2位に1分半近い差をつけてゴール。帽子を空に放り投げ、初優勝の感慨に浸った。

「練習をやってきた成果が、タイムにそのまま出たのがうれしい」という喜びの弁に、思いの丈が詰まっていた。東洋大時代は主力として箱根駅伝の総合優勝を経験。早くから才に恵まれていると評されつつ、マラソンでは毎回35キロ以降に急失速していたからだ。

同じ失敗を繰り返す中で気付かされたのは、絶対的な練習量の少なさだった。今夏には日本陸連の米ボルダー合宿に参加。トップ選手の走りや意識にも大いに刺激を受け、毎月700キロ程度だった走り込みは最長で同1千キロに増えた。「アクセルを踏まなくても1キロ3分ペースを持続できる」という安定感がもたらした、勝負どころの冷静なペースアップだった。

終盤の快走は、大迫傑(ナイキ)や設楽悠、夏のアジア大会を制した井上大仁(MHPS)とも十分競える潜在能力の高さを示した。謙虚な25歳は「練習を怠ればまた以前のように戻る。一歩一歩着実にやっていくだけ」と冷静だが、復活ムードが高まる男子マラソンのエース争いに名乗りを上げる優勝だ。MGCや東京五輪に向け、進むべき道がはっきりと見えたに違いない。

(鱸正人)

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