トルコ大統領、サウジを非難 「捜査に協力せず」

2018/12/2 7:23
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【ブエノスアイレス=外山尚之】トルコのエルドアン大統領は1日、20カ国・地域(G20)首脳会議後の記者会見で「サウジアラビアは我々の捜査に協力しようとしない」と述べ、サウジアラビアの著名記者殺害事件を巡り、改めてサウジ政府を批判した。会議に先立ち、エルドアン氏はサウジのムハンマド皇太子と会談する意向を見せていたが、再び強硬姿勢を強めている。

1日、G20首脳会議を終え記者会見を開くトルコのエルドアン大統領(ブエノスアイレス)

エルドアン氏はG20の成果について説明した後、サウジ問題に自ら言及。ムハンマド氏の要請に応じてサウジの検察にトルコ側の捜査情報を提供したと明かした上で、「サウジ側にも情報提供を求めたが、公式に拒否された」と経緯を説明した。今回の会議中、ムハンマド氏と会談したかどうかは触れなかった。

G20首脳会議ではカナダのトルドー首相が記者殺害問題を取り上げたという。エルドアン氏は「サウジの皇太子は『関与が証明されていない問題でサウジ政府を批判することはできない』と信じられないような説明をしていた」と非難した。

サウジの著名記者がトルコのサウジ総領事館で殺害された事件を巡り、トルコ政府は事件当時の現場の様子を録音した音声のデータを周辺国に提供するなど、サウジに揺さぶりをかけてきた。エルドアン氏は「サウジ王室を傷つけようとする意図はない」としながらも「トルコだけの問題ではなく、国際問題だ」として、引き続きサウジに圧力をかけていく方針を改めて示した。

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