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廃校危機から復活 映画に 宇都宮の城山西小学校

児童減による廃校の危機を特色ある取り組みで乗り越えた宇都宮市立城山西小学校が舞台のドキュメンタリー映画「奇跡の小学校の物語」が完成した。2019年2月ごろに一般公開する予定。学校存続のため地域一丸となり奮闘した記録を残し、広く全国に伝えたい考えだ。

「奇跡の小学校の物語」の1シーン

宇都宮市中心部から西に15キロメートルほどの場所にある城山西小は1875年創立の伝統ある学校だ。だが、人口減少で1997年に複式学級が始まると、2005年には児童数が35人に。市教育委員会は廃校も検討した。

このため地域に根ざした歴史ある学校を存続させようと、同校や地域住民でつくる「城山西小と地域振興を考える会」などが一体となりユニークな活動を展開してきた。

05年から「小規模特認校」として学区外からの児童の受け入れを開始。琴や陶芸などで文化人を招いた特別授業を行ったり、給食用の有機野菜を地域住民とともに栽培したりと、取り組みは多彩だ。

次第に評判となった同校には学区外からの通学が増え、現在は児童数が100人を超えるまでに回復した。取り組みを記録に残すため地域住民らで映画の製作委員会を立ち上げ、ドキュメンタリー映画で実績のある栃木県那須町在住の安孫子亘監督に撮影を依頼した。

安孫子監督は「廃校の危機を乗り越えて復活した例はほとんどない。学校と地域と行政が三位一体となって復活していく姿を全国の皆さんに見てもらい、同じような境遇の人たちのヒントになれば」と話している。

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