ファームノート、4億円調達 製品開発に充当
酪農・畜産農家向けシステムのファームノートホールディングス(北海道帯広市)は30日、北海道や九州の地銀や個人投資家などから計4億円を資金調達したと発表した。製品開発や人材の獲得の費用に充てる。酪農・畜産が特に盛んな北海道・九州エリアで営業基盤を整え、売り上げを伸ばす狙い。
資金は北洋銀行や宮崎銀行、鹿児島銀行がファンドなどを通じて協調融資したほか、エンジェル投資家の千葉功太郎氏も出資した。ファームノートがこれまで調達した金額は約17億円に達した。
ファームノートは牛の首に取り付けたセンサーで発情など牛のデータを収集・分析し、スマホで通知するシステムを2014年に開発した。今後も獣医師や研究員を積極的に採用し、AIなどを活用した農業の生産性向上を目指す。