ウクライナ、ロシア人の入国を制限

2018/11/30 18:29
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【モスクワ=小川知世】ロシアによるウクライナ艦船拿捕(だほ)事件で戒厳令を発動中のウクライナのポロシェンコ大統領は30日、16~60歳のロシア人男性の入国を制限したと明らかにした。ロシアの情報機関や軍関係者が主導した工作活動や攻撃などを防ぐねらいとみられる。事件を「挑発」と主張するロシアとの応酬が強まっている。

ウクライナのポロシェンコ大統領はロシア人の入国を制限すると明らかにした=AP

ポロシェンコ氏が同日、ツイッターで明らかにした。ロシアがウクライナに軍事侵攻した2014年を念頭に「ロシア人がウクライナで作戦を遂行する機会を与えないため」の措置だと説明した。ウクライナはロシア国境地帯などを対象に12月下旬まで戒厳令を発動。ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島への外国人の立ち入りを禁じるなどしていた。

ロシアの反発は必至だ。ロシアは拿捕した艦船の乗組員24人を2カ月間拘束すると決定。一部をモスクワの施設に移送したとみられる。最新の地対空ミサイルシステムを追加配備する方針も明らかにした。

プーチン大統領は事件を「ウクライナ政権が仕組んだ挑発だ」と述べ、大統領選を控えたポロシェンコ氏が支持率を上げるために起こしたと非難している。ロシア外務省のザハロワ情報局長は30日の記者会見で「狂気を引き起こしかねない」と語り、ウクライナ人のロシア入国を制限する報復措置の実施に慎重な考えを示した。

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