2019年1月22日(火)

G20開幕 保護主義への言及が焦点

経済
2018/11/30 18:17 (2018/12/1 0:32更新)
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【ブエノスアイレス=杉原淳一】日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)の首脳会議が30日(日本時間1日未明)、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開幕した。2日間にわたり世界経済や自由貿易、温暖化対策などを討議する。昨年の首脳宣言に盛り込まれた保護主義に関する言及を、今回の宣言でどう扱うかが焦点となる。

G20首脳会合で記念写真に納まる安倍首相(前列左から7人目)、トランプ米大統領(同6人目)、習近平中国国家主席(同9人目)ら=30日、ブエノスアイレス(共同)

G20首脳会合で記念写真に納まる安倍首相(前列左から7人目)、トランプ米大統領(同6人目)、習近平中国国家主席(同9人目)ら=30日、ブエノスアイレス(共同)

トランプ米大統領が初めて参加した2017年のドイツ・ハンブルクでのG20首脳会議では、首脳宣言に「保護主義と引き続き闘う」と明記した。ただ、18年に入ってからは米中が相互に追加関税をかけ合い、自由貿易を巡る対立は激しくなっている。

首脳会議に先立ち、29日にはG20財務相会議が開かれた。日本から出席した麻生太郎財務相によると、世界経済について「今は安定しているが、先行きの不確実要素が多い」という認識を共有した。国際通貨基金(IMF)が10月に世界の成長率見通しを下方修正するなど、米中の貿易戦争は世界経済の大きなリスクとなっている。

11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)は通商政策を巡る米中の溝が埋まらず、首脳宣言の採択を初めて断念した。米中の対立は多国間の協議にも深刻な影響を与えている。

首脳会議ではこうした現状を踏まえ、自由貿易の推進や世界経済の成長などをテーマに議論する。気候変動への対応やエネルギー問題など、国際協調の枠組みが重視される分野についても話し合う。

会議には安倍晋三首相やトランプ米大統領、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領のほか、記者殺害事件を巡って注目を集めているサウジアラビアのムハンマド皇太子などが参加。G20の全体会議と並行して、米中や日米、日ロなど多くの首脳会談が行われる予定だ。

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