森永乳業もアイス値上げ ピノなど15品目

森永乳業は30日、「ピノ」や「パルム」シリーズなどの主力アイスで全商品の約半数にあたる15品目を2019年3月出荷分から10~30円値上げすると発表した。上げ幅は約7~13%。ロッテや江崎グリコ、森永製菓も値上げを発表済み。バニラなどの乳製品原料の高騰に加え、物流費・人件費が上昇しており、アイス各社が値上げに追随する動きが広がっている。
希望小売価格が現在130円のピノやパルム、「モウ バニラ」を140円、420円の「パルムチョコレート(6本入り)」を450円にそれぞれ値上げする。価格は全て税別。同社の値上げは一部のアイスを18年に価格改定しているものの、一定規模では15年3月以来4年ぶり。
アイス各社は11月に一斉に値上げを発表。ロッテや江崎グリコ、森永製菓も19年3月出荷分から値上げすることを決めている。原材料費のほか、物流費や人件費が高騰しており、企業努力だけでは吸収しきれなくなっているという。