中国、賀氏の研究活動停止を指示 ゲノム編集出産

2018/11/30 15:08
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【北京=共同】中国の研究者がゲノム編集技術を使って子を誕生させたと主張したことについて、中国科学技術省の徐南平次官は29日「中国の関連法に公然と違反した」と非難し、研究者の活動を停止させるよう関連部門に指示したと明らかにした。国営の中央テレビが伝えた。

中国の習近平指導部は、南方科技大の賀建奎副教授の研究が「中国の科学技術界のイメージと利益を著しく傷つけた」として深刻視しており、賀氏の法的責任を追及する構えだ。

賀氏は28日、香港で開かれた国際会議で「ゲノム編集技術を受精卵に使い、健康な双子の女児を誕生させた」と報告した。この主張に対し、徐氏は中国で禁じられた行為だと指摘。「道徳や倫理面で許せる最低ラインを踏みにじった。驚愕(きょうがく)している」と批判し、客観的な調査を実施して法に基づき処分するとした。

中国メディアによると、賀氏は、科学技術の発展に貢献した優秀な若手研究者をたたえる「中国青年科技賞」の受賞候補となっていたが、当局はこれを取り消した。

人為的な遺伝子書き換えによる出産の主張に、中国内でも衝撃が広がっており、「中国細胞生物学学会」など学術機関が相次いで非難声明を出している。

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