パナソニック、AWS機械学習で画像IoT基盤を強化

2018/11/30 13:35
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パナソニックはカメラと手のひらサイズの端末による画像認識を組み合わせた(あらゆるモノがネットにつながる)IoTプラットフォーム「Vieureka(ビューレカ)」において、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が発表したばかりのIoTやディープラーニング(深層学習)関連サービスを利用する。米ラスベガスで開催中のAWSの年次カンファレンス「AWS re:Invent」の会場で2018年11月28日(現地時間)に発表した。

ビューレカのウェブカメラ付き端末を手に持つパナソニックの宮崎秋弘ビジネスイノベーション本部PaN/VieurekaプロジェクトCEO

ビューレカのウェブカメラ付き端末を手に持つパナソニックの宮崎秋弘ビジネスイノベーション本部PaN/VieurekaプロジェクトCEO

ビューレカは店頭などに設置したカメラで来店者を撮影し、店舗側の端末で性別・年代や笑顔か否かなどのメタデータを取り出しクラウドに送る。福岡県や佐賀県で数百台のウェブカメラを設置したスーパーを展開するトライアルカンパニーや、北海道でドラッグストアを展開するサツドラホールディングス(HD)が一部導入済み。「どんな属性の来店客が何人来ているか、どの商品に興味を持っているかなど電子商取引(EC)サイトのような情報をリアル店舗で把握できる」(パナソニックの宮崎秋弘ビジネスイノベーション本部PaN/Vieurekaプロジェクト最高経営責任者=CEO)。

注目は画像認識に使う機械学習モデルや収集データを活用した各種アプリケーションをクラウド経由で変更できる点だ。API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)やSDK(ソフトウエア開発キット)を公開・提供しており、サードパーティーが独自の学習モデルやアプリを実装できる。「カラーバーコードを認識する学習モデルを開発し、食品工場で従業員の判別に役立てている」(宮崎氏)といった例がある。

クラウド基盤にはAWSを採用する。19年春にはIoT機器でコードを実行する「AWS Greengrass(グリーングラス、GG)」に対応し、対応版SDKの提供を順次始める。エッジデバイスで機械学習の推論ができる「AWS Greengrass ML Inference(インファレンス)」も対応予定だ。

(日経 xTECH/日経クラウドファースト 井原敏宏)

[日経 xTECH 2018年11月29日掲載]

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