2019年3月26日(火)

横田基地訴訟、国に賠償命じる 飛行差し止めは認めず 地裁立川支部

2018/11/30 11:54
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米軍横田基地(東京都)の周辺住民約140人が米軍機と自衛隊機の夜間や早朝の飛行差し止めと騒音被害に対する損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁立川支部であった。見米正裁判長は騒音について「社会生活上受忍すべき限度を超える違法な権利侵害といえる」として、過去の騒音被害に対して国に計約9500万円の賠償を命じた。

飛行差し止めの請求や将来分の被害に対する賠償は認めなかった。

見米裁判長は判決理由で、騒音レベルの基準「うるささ指数(W値)」が75以上の地域の住民について、睡眠の妨害や会話の中断など日常生活の妨害で心理的被害を受けていると認定。「住民が訴訟を繰り返し、国に慰謝料の支払いを求める判断がされてきたにもかかわらず、国や米国は抜本的な対策を講じず、被害を漫然と放置している」と指摘した。

一方、米軍機の運航については国が規制・制限できる立場にないと指摘。自衛隊機については、民事訴訟による訴え自体が不適法として退けた。

原告の住民らは2012年に提訴。午後7時から翌日午前8時までの飛行差し止めのほか、将来分も含めた損害賠償を求めていた。訴訟では、飛行差し止めと将来分の賠償が認められるかが主な争点となっていた。

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