2018年12月17日(月)

大阪労働局、違法なSE派遣で2社を行政処分

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BP速報
2018/11/30 12:11
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厚生労働省大阪労働局は2018年11月28日、労働者派遣法に関する違反があったとして、システム開発会社のオネスト(東京・文京)とアクサス(東京・新宿)の2社に総点検と是正措置を求める行政処分を出した。IT(情報技術)業界の不透明な労働慣行に警鐘を鳴らした格好だ。

行政処分に至った労働者派遣の流れ(出所:大阪労働局)

行政処分に至った労働者派遣の流れ(出所:大阪労働局)

■774人日分のSE派遣で委託や委任装う

大阪労働局が発表した処分理由によれば、オネストは少なくとも16年8月から18年5月にかけて、アクサスと業務準委任基本契約と称する契約を結んだ。4人のシステムエンジニア(SE)の労働者(延べ774人日)の供給を受け、システム開発に従事させていた。4人はオネストから直接の指揮命令を受けており、実態は準委任を名目とした派遣だと大阪労働局は判断した。

アクサスも同時期に別の派遣会社4社から受け入れたこの4人と業務委託基本契約と称する契約を結んだ。この4人をそのままオネストに送り込み、オネストの指揮命令下でシステム開発に従事させた。これも委託を名目とした派遣だと判断した。

オネストは医療や建設業向けに強い中小システムイングレーターである。ウェブサイトで「人としての礎を何よりも尊び、知恵あるイノベーションの担い手として、常にお客様の期待に熱くやさしく、誠実に応える企業であり続ける」という企業理念を掲げる。

アクサスはSE派遣などが主力事業。「エンジニアが希望を描きながらクリエイティブな能力を発揮できる組織でありたい」とのビジョンを掲げている。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 清嶋直樹)

[日経 xTECH 2018年11月29日掲載]

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