2018年12月12日(水)

野心的研究に1千億円 2次補正で政府検討

政治
科学&新技術
2018/11/30 10:39
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政府は実現性は低いが成功すれば大きな成果が期待できる「ムーンショット型」と呼ばれる野心的な研究を後押しする。2018年度の第2次補正予算案に1千億円規模を盛り込む方向で検討に入った。産業や社会を一変させる可能性のある大胆な研究を推進し、将来の成長につなげる狙い。

平井卓也科学技術相は30日の閣議後の会見で1千億円規模という金額について「具体的な数字は確定していない」としたうえで「そういう数字を目指しているのは事実だ」と述べた。長期の研究を後押しするため複数年にわたり活用できる基金の創設を検討している。

ムーンショット型の研究は従来の技術の延長にない大胆な発想に基づく研究開発を指す。インターネットや全地球測位システム(GPS)が代表例で、海外では即時使用可能な宇宙輸送機、太陽光を燃料に変える人工光合成などの研究が進む。

19年度予算要求でも関連省庁が合計60億円以上を盛り込んでおり、前倒しして規模も拡充する。日本では近年、大学などで短期的な成果が重視されるようになり、リスクを伴う研究が減った。こうした状況を打破するため、政府は野心的な挑戦を推進する考えだ。

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