「木枯らし1号」39年ぶりに東京で吹かず 12月暖冬に

2018/11/30 9:53
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冬の訪れを知らせる「木枯らし1号」が、39年ぶりに東京で吹かないまま12月になりそうだ。日本付近の寒気が弱く、北からの強い風が吹かなかった。気象庁は、12月も全国的に暖かい空気に覆われやすく、気温の高い日が続きそうだと予測している。

木枯らし1号は10月半ば~11月30日の期間内に、最初に観測された「風速8メートル以上の北寄りの風」を指す。近畿では11月22日に「吹いた」と発表されたが、昨年より23日遅かった。平均気温が高く、寒気が吹き込むのが遅れた。

東京では木枯らしを吹かせる「西高東低」の冬型の気圧配置は何度かみられたものの、勢力が平年に比べて弱く、強い風が吹かなかった。30日も冬型の気圧配置は弱く、1979年以来の「発生せず」となる見通しだ。

12月も寒気の影響は少なく、全国的に気温が高くなりそうだ。気象庁によると、特に3~5日にかけて南から暖かい空気が入り込み、関東甲信から沖縄にかけての広い範囲で気温が平年よりかなり高くなる見通し。日本海側の1カ月の降雪量も平年より少ない予想だ。

今年は10月に南米ペルー沖で海水温が上がる「エルニーニョ現象」が2年ぶりに発生したとみられる。エルニーニョが起きると日本は暖冬になることが多い。気象庁は同現象が春ごろまで続く可能性が高いとみている。

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