2018年12月16日(日)

トランプ氏「対中合意の実現不明」 会談前に揺さぶりか

トランプ政権
中国・台湾
北米
2018/11/30 4:04
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【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は29日、貿易赤字の削減に向けた中国との合意について「成果にとても近づいていると思うが実現するかは分からない」と語った。来月1日の米中首脳会談直前まで米側の姿勢を明確にせず譲歩を迫る戦略とみられる。

29日、アルゼンチン出発前に記者団に語るトランプ氏=ロイター

トランプ氏が同日、20カ国・地域(G20)首脳会議の開催国アルゼンチンに向けて出発する前にホワイトハウスで記者団に語った。G20に合わせて開く米中首脳会談に関して「貿易問題を扱うとても重要な会談になる」と強調した。「中国が合意を望んでいるのは間違いない」と指摘し「私にも合意の選択肢がある」と述べた。

26日の米メディアのインタビューでは、米中会談が不調に終われば追加関税を課す対象を中国からの全輸入品に拡大する考えを示していた。米企業からの知的財産の窃取や技術の強制移転などの問題を解決するよう中国に求めている。トランプ氏は硬軟両様の姿勢を見せて中国を揺さぶっている。

トランプ氏は29日、ツイッターで中国に追加関税を課すことで「巨額の財源が(国庫に)入ってきている」とも効果をアピールした。米政権はこれまでに2500億ドル分の中国製品に追加関税を課している。「企業は関税を払いたくなければ米国内で生産すべきだ」とも主張した。

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