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クボタ、検査不正で役員報酬削減

クボタは29日、製鉄所の生産設備に使う金属部品の検査不正を受け、木股昌俊社長ら5人の役員報酬を12月から2カ月間減額すると発表した。木股社長の削減幅は30%。法律事務所の調査の結果、遅くとも1977年には検査データの改ざんが始まっていたとみられる。製品の仕様を順守する意識の欠如や受注競争を優先した結果、長期にわたり不正が放置されていた。

再発防止策として、金属部品の硬さといった測定データから自動で検査報告書を作成するシステムを2019年9月末までに導入する。現在は手書きや手入力の工程が多く、容易に書き換えられる状態だった。すでに品質保証部門を製造・技術部門から独立させており、不正行為をけん制する。

同社では9月、鋼板を薄く延ばす工程で使う圧延ロールの硬さや材質の検査データの改ざんが発覚。外部調査で同じ部門が製造する圧縮機部品でも不正が見つかった。基準値内に収まるように報告書を書き換える方法も担当者で引き継がれていた。いずれも公的規格はなくクボタと顧客企業の間で硬さなど仕様を決めている。

木股社長は29日、大阪市内で記者会見し、「関係者に多大なる迷惑をおかけし、改めて深くおわびする。グループを挙げて再発防止を図る」と陳謝した。

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