中部空港、介助犬に訓練場所を提供
中部国際空港会社(愛知県常滑市)は29日、日本介助犬協会と組み、同空港を介助犬の訓練場所として提供すると発表した。障害を持つ人など様々な人が空港を利用しやすくする。同空港によると、日本の空港では初の取り組みになるという。

同日の記者会見で、友添雅直社長は「皆様に喜んでいただける快適な空港を目指していく」と話した。手足にまひのある人などを助ける介助犬が、人混みや飛行機の騒音にも慣れるように訓練する。2~3カ月に一度の頻度で訓練を進める。
日本介助犬協会の高柳友子専務理事は「介助犬の活躍の場が広がれば、障害者の社会参画につながる」と話した。同協会は愛知県長久手市に介助犬の訓練センターを持ち、介助犬を育成している。介助犬はスマートフォンといった持ち物を捜すなどでパートナーを助ける役割を果たしている。
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