2019年5月23日(木)

サウジ皇太子、ロシア大統領と会談へ G20参加

2018/11/29 18:14
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【ブエノスアイレス=外山尚之】サウジアラビアのムハンマド皇太子が28日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに入った。20カ国・地域(G20)首脳会議の出席のためで、10月にトルコでサウジ人著名記者の殺害事件が起きた後では、初めての本格的な国際会議への参加となる。

28日、ブエノスアイレスの空港に到着したサウジアラビアのムハンマド皇太子(手前)=ロイター

サウジのムハンマド皇太子が訪問したチュニジアでは同氏に対する抗議デモが発生した(27日、チュニス)=ロイター

記者殺害への皇太子の関与を認めないサウジ政府の立場を支持するロシアのプーチン大統領と会談する予定。逆に皇太子の関与を強く示唆するトルコのエルドアン大統領とも会う可能性が残る。

皇太子はプーチン氏と12月1日に会談する見通しだ。ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は27日、皇太子がトランプ米大統領と公式会談することはないと明言したが、二人が何らかの形で接触する可能性はある。トランプ氏はエルドアン氏と会談する予定。

エルドアン氏はサウジ人著名記者ジャマル・カショギ氏殺害を皇太子が命じた可能性を強く示唆している。トランプ氏は明確な態度を示していないが、米メディアは米中央情報局(CIA)が皇太子の関与を断定したと報道している。

アルゼンチンでは人権団体が連邦検察当局に対し、皇太子を起訴するよう求める。罪状は殺人罪とみられる。実際に起訴される可能性は低いとみられるが、検察は捜査や起訴が可能かどうか精査する構え。皇太子がブエノスアイレスで滞在するサウジ大使館は抗議に備え、厳戒態勢を敷く。

皇太子は22日、父親であるサルマン国王の指示で外遊に出発。ブエノスアイレスに入る前、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンなど中東諸国を訪問。27日に到着したチュニジアでは、数百人の市民らが皇太子を「殺人者」と呼んで非難するデモをしかけた。

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