2018年12月17日(月)

独メルク、中国で医薬品の研究拠点拡充

ヘルスケア
中国・台湾
アジアBiz
2018/11/29 13:00
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【広州=川上尚志】独製薬メルクは中国で薬品研究開発を強化する。2019年9月に広東省広州市で薬品の研究開発拠点を新設する。上海市では19年中に薬品の基礎技術の研究開発拠点を拡充する。さらに19年から中国の製薬スタートアップへの支援を始める。中国の薬品市場は拡大が確実視されており、現地での開発を強化する。

独製薬大手メルクは中国で医薬品関連の拠点を相次ぎ設ける(江蘇省南通市の製薬工場)

メルクは広州市で19年9月、「広東イノベーションセンター」を新設する。薬品や生命科学分野で先進的な研究を行う。

上海市ではこのほど開設した薬品の基礎技術の研究センターを19年中に拡張する。科学者や技術者を20人以上集めた基幹拠点とする。製薬工場がある江蘇省南通市では19年中に生命科学センターを新設する。

19年からは製薬スタートアップへの支援を始める。広州市や上海市などで3カ月ごとに5~8社募集する。事業計画の策定などを支援し、有力企業を早期に発見する狙いがある。

メルクは中国で生物由来の成分を使うバイオ薬品や、有機ELディスプレー向けの高性能材料の開発や製造を手掛けている。同社によると中国のバイオ薬品市場は急拡大しており、将来は世界で20~25%程度のシェアを占める見込みという。メルク幹部は広州市で開いた拠点新設の調印式で、「中国は重要なイノベーション大国の1つであり、当社にとって最も重要な市場の1つである」と説明した。

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