BMW、米でエンジン工場を検討 新NAFTAにらむ

2018/11/28 20:55
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【フランクフルト=深尾幸生】独BMWは28日、米国でのエンジン工場建設を検討していることを明らかにした。同社は米国に完成車工場を持つが、エンジンは欧州から輸出している。北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しで、北米で調達する部品の比率を引き上げることが求められていることに対応する狙いがあるとみられる。

ハラルト・クリューガー社長が米国で報道陣の質問に答えた。BMWはサウスカロライナ州に多目的スポーツ車(SUV)を生産する工場を構え、メキシコにも2019年夏の稼働に向け、工場を建設中だ。検討中のエンジン工場は両工場への供給を念頭に置いている。

3カ国が合意したNAFTAに代わる「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」では、エンジンや変速機など基幹部品について域内で75%以上の調達を義務付ける見通しだ。米国でエンジンを生産すれば、メキシコ工場で生産する完成車を、米国に無関税で輸出できる可能性が高い。

またBMWは検討中のエンジン工場について、将来はハイブリッド車や電気自動車(EV)のモーターや駆動部品を生産できるように設計するとしている。ガソリン車の需要が縮小しても、雇用を維持し、投資を回収できるようにする。

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