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強すぎる外国人騎手 背景にあるものは…

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2018/12/1 6:30
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今年も残すところあと1カ月となった。中央競馬はきょう12月1日から最終日の28日まで、9開催日を残しているが、既に外国人騎手に絡む大記録が次々に生まれ、今月中に達成されそうな記録も多い。クリストフ・ルメール(39)は11月25日のジャパンカップ(東京)で年間G1勝利数を7に伸ばし、武豊(49)が2005年に達成した従来の記録(6勝)を更新した。ルメールは年間勝利も199に達し、17年は惜しくも逸した200勝の大台は確実。武豊の持つ212勝(05年)の年間最多記録更新も視野に入る。活躍しているのはルメールだけでない。「マジックマン」ジョアン・モレイラ(35、ブラジル)は11月11日にエリザベス女王杯(京都)を制し、国内G1初勝利を飾った。翌週18日にはウィリアム・ビュイック(30、ノルウェー)がマイルチャンピオンシップを勝ち、モレイラに続いての国内G1初勝利。ルメールは25日のジャパンカップをアーモンドアイで圧勝。外国人騎手は6戦連続で中央G1を勝ったことになる。

モレイラ、「元のさや」に

これほどの存在感を見せつけられると、10月にモレイラが日本中央競馬会(JRA)の騎手免許試験1次(筆記)を突破できず、通年騎手への挑戦を阻まれた事実の「見え方」も違ってくる。モレイラを含めた7人が10月2日に1次を受験したが、合格はオーストラリアで騎手として出発し、「逆輸入」の道を目指す藤井勘一郎(34)のみ。6度目の挑戦だった。モレイラは結果が出た後、香港復帰の考えを示し、同地のジョン・サイズ調教師(64)が窓口となって香港ジョッキークラブ(HKJC)に免許を申請した。香港の騎手の定数は26人で、半数の13人が外国人枠である。希望者も多いため、受理されるかについては見方が分かれていたのだが、HKJCは「自己都合」で一度去ったモレイラを、あっさり受け入れた。正式発表は11月17日。期間は12月9日から19年6月9日までで、「元のさやに収まった」。去り方が去り方だったから、条件をつけた。騎乗馬の少なくとも75%はサイズ厩舎に預託する特定馬主の所有馬に限られ、原則として、同厩舎の馬が出走したレースでは、他厩舎の馬には乗れない。

モレイラはエリザベス女王杯を制し、国内G1初勝利を飾った(11月11日)=共同

モレイラはエリザベス女王杯を制し、国内G1初勝利を飾った(11月11日)=共同

香港の有力紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは11月17日、HKJCのアンドリュー・ハーディング競走担当理事が「モレイラが長期的に香港で騎乗することを希望している」と述べたと伝えた。同紙は19日付の記事では、モレイラの香港帰還に家族、特に夫人の意向が強く反映していたとも伝えた。一連の記事は、モレイラが再びJRAの門をたたく可能性は低いことを示唆するように読めるが、モレイラ自身は11月22日、「(免許が切れる)19年6月9日以降のことは、何も決まっていない」と話し、「来年は受験しない」との報道を否定した。

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