2018年12月16日(日)

アマゾン、アームの独自サーバープロセッサーを開発

科学&新技術
BP速報
2018/11/28 18:00
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米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は2018年11月26日(米国時間)、アーム(Arm)アーキテクチャーのサーバープロセッサー「Graviton」を独自開発したことを発表した。Graviton搭載サーバーは「Amazon EC2」の「A1」インスタンスとして同日からサービス提供を開始した。

Gravitonは米ラスベガスで開催する年次イベント「AWS re:Invent」の前夜祭的な位置づけの講演「Monday Night Live」で発表した。AWSが独自に開発した64ビットのArmプロセッサーだ。AWSは15年にイスラエルの半導体スタートアップ、アンナプルナ・ラブズを買収し、それ以来様々なAWS独自半導体の開発を進めている。

アームサーバープロセッサー「Graviton」を発表した

アームサーバープロセッサー「Graviton」を発表した

AWSはGravitonの詳細な仕様を公開していないが、EC2のA1インスタンスが提供する仮想CPUの数が最大16個(a1.4xlarge)であることから、Gravitonのコア数もそれに準ずるものであると考えられる。AWSはA1インスタンスが、マイクロサービスなどスケールアウト型のワークロードに向いていると説明する。

AWSでグローバルインフラストラクチャー担当バイスプレジデントを務めるピーター・デサンティス氏は「A1インスタンスはスケールアウトのワークロードのコストを、従来に比べて45%削減できる」と語り、米インテルのローエンドプロセッサーを搭載するインスタンスに比べてA1インスタンスの価格を大幅に引き下げたことを強調した。

AWSはこれまでも、アンナプルナ・ラブズが開発したネットワーク処理やストレージ処理用のASIC(特定用途向け集積回路)を、自社インフラストラクチャーで使用していた。独自プロセッサーも開発することで、AWSはいよいよ本格的なコンピューターメーカーになったともいえそうだ。

(シリコンバレー支局 中田敦)

[日経 xTECH 2018年11月27日掲載]

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