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Jクラブ浮沈を左右 W杯中断期間の妙手とは…
サッカージャーナリスト 大住良之

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2018/11/30 6:30
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2018年のJリーグも12月1日の最終節(第34節)を残すだけとなった。大混戦だった「残留争い」はとうとう最終節まで持ち越してしまったが、川崎の連覇はすでに決まった。

6月から7月にかけてロシアでワールドカップが開催された今季。J1は2月23日に開幕して5月20日までに15節を消化して中断に入り、2カ月後の7月18日に再開、12月1日までに19節を消化して閉幕というスケジュールとなった。

川崎の優勝は「再開後」の好成績によるところが大きい=共同

川崎の優勝は「再開後」の好成績によるところが大きい=共同

2カ月間の「リセット期間」

例年、前年の上位チームは3月から5月にかけてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を戦うためJリーグでは苦戦を余儀なくされる。しかし2カ月間もの「リセット期間」があった今季は、中断前に大きく引き離されていなければ十分チャンスがあると思われた。実際、川崎の優勝は「再開後」の好成績によるところが大きい。

表はワールドカップ後の18節(第33節まで)に得た勝ち点数の順位である。

川崎は中断前には15戦して8勝3分け4敗、勝ち点27の3位。だが再開後の18戦は12勝3分け3敗の勝ち点39。1試合平均の勝ち点を、中断前の1.80から中断後は2.17に上げ、一時は13まで開いていた広島との勝ち点差を逆転して優勝を飾ったのだ。

一方の広島は中断前には勝ち点37(1試合平均2.47)で独走状態だったが、再開後の18試合だけをみると、相手に研究された結果か、18チーム中16位の勝ち点19(1.06)と大きく落ち込んで優勝を逃した。とくに9月からの落ち込みようはひどく、9月1日に鹿島3-1で勝ったのを最後に8試合勝利なし。9月29日の第28節からは6連敗で、最終戦の結果次第では鹿島にも抜かれて3位に落ちかねない。

川崎と広島の明暗は最も顕著な例だが、今季のJリーグをみると、再開後の戦い、すなわち5月から7月にかけての2カ月間のトレーニング、あるいは補強の成否がチームの浮沈を決めたといえるようだ。

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